高萩福祉センターのあゆみ

 高萩福祉センターの準備は、平成22年9月香取地域福祉づくり検討会から始まりました。ほぼ時を同じくして地元特別支援学校に通う重度重複障害児の保護者会から、卒業後に安心して通える地域生活の場「日中活動施設に関する要望書」が香取市に提出されました。そして、平成23年4月、廃校となった市内の小学校を有効活用し、地域福祉の拠点とすることを掲げた高萩福祉センター構想がまとまりました。本構想に基づき、香取市との協議を繰り返し、小学校の建物の無償譲渡と敷地の無償貸与という形で施設整備を進めていくことになりました。

 同年6月には法人内に高萩小学校検討委員会が発足、7月の定例理事会において改修工事の計画が承認されました。その後、具体的な工事計画を検討し、平成24年4月には、高萩福祉センター開設準備室が佐原聖家族園内に設置され、本格的な準備が始まりました。平成25年6月にすべての工事が完了しました。これまで佐原聖家族園に隣接した場所で、重症心身障害児者通園事業B型として運営してきた「つどいの家」を、定員を30名に増やし全ての障害者を受け入れることのできる事業所として整備し、香取障害者支援センター、香取就業センターが移転され、3つの事業所が併設され「高萩福祉センター」となりました。