職員研修基本計画
「社会福祉法人ロザリオの聖母会」職員研修基本計画
ロザリオの聖母会の理念「光のあたりにくい人々とともに歩む」を基本的な考えとして、以下の5つの目的を達するために職位及び就業年数等に応じた研修を行う。
- 職員の資質の向上と、能力開発を目指す。
- 利用者を支援する者として、強い使命感をもった職員を育成する。
- 社会に対する先見性を持ち、確かな経営感覚を有する職員を育成する。
- それぞれの施設の学習的職場風土を作り上げ、組織の活性化を図る。
- 職員一人ひとりがキャリアプランを描き、そのプランに基づいて成長し続けることができるようにする。
研修の全体像
キャリアパス研修
1.目的
本会職員が、自らのキャリアパス(キャリアアップの道筋)を描き、それぞれのキャリアパスの段階に応じて求められる能力を獲得する。
2.受講対象
コース名称 | 受講対象者 |
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採用時研修A |
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採用時研修B |
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初任者研修 |
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中堅職員研修 |
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チームリーダー研修 |
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中間管理職研修 |
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管理職研修 |
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3.コース概要
(1)内定者研修
月日 | 時間 | 研修内容 |
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12月 | 9:30~10:00 | オリエンテーション&自己紹介 |
10:10~10:40 | 理事長挨拶 | |
10:50~11:30 | 福祉施設で働くということ | |
11:30~12:30 | 昼食 | |
13:00~17:00 | 障害者週間行事への参加 | |
2月 | 9:30~11:00 | 施設紹介(旭地区) |
11:30~12:30 | あさひ子ども食堂で会食 | |
13:00~16:00 | 香取地区事業所 施設見学 | |
16:40~17:00 | 振り返り |
(2)採用時研修A
①目標
本会の理念や事業に触れ、本会の職員としての心構えができる。
②プログラム
月日 | 時間 | 研修内容 |
---|---|---|
4月1日 | 10:00~10:20 | オリエンテーション ~法人役員との顔合わせ~ |
10:20~10:50 | 社会人としての心構え | |
11:00~12:00 | 理事長講話 ~ロザリオの聖母会の歴史と法人運営の理念~ |
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12:00~13:00 | 昼食 | |
10:30~14:00 | 就業規則と給与規程の説明 | |
14:15~15:15 | 福利厚生センターの役割 | |
15:30~16:30 | 虐待防止並びに研修計画について |
(3)採用時研修B
①目標
これまでの社会人経験を踏まえ、本会の理念や事業を理解する。
②プログラム
月日 | 時間 | 研修内容 |
---|---|---|
毎月 月初 |
9:00~10:00 | 理事長講話 ~ロザリオの聖母会の歴史と法人運営の理念~ |
10:10~10:50 | 就業規則と給与規程の説明 | |
11:30~11:30 | 福利厚生センターの役割 | |
11:30~12:00 | 虐待防止と研修契約について |
(4)初任者研修(新卒1年目+他業種キャリア採用1年目)
①目標
専門職としての使命を理解するとともに、よき社会人、よき組織人としての基礎を創る。
②プログラム
回 | 時間 | 研修テーマ |
---|---|---|
1回 | 9:00~11:00 | ビジネスマナーについて |
2回 | 当会における虐待防止について | |
3回 | ケース記録の書き方 |
※キャリア採用職員(他業種から) ビジネスマナー以外を受講
※キャリア採用職員(福祉経験者) 虐待防止研修のみ受講
(5)コーチング面談
①目標
ライン以外の職員からコーチングを受けることで、悩みや課題を相談できる環境を整え、職場への定着を図る。
②対象者
新卒入職後、3年間
③実施回数
1年目:1~6ヶ月 月2回
7~12ヶ月 月1回
2年目:2ヶ月に1回
3年目:3ヶ月に1回
(6)中堅職員研修(新卒入職後3年目+他業種キャリア採用後3年目)
①目標
中堅職員としての役割を遂行するための基本を習得する。
②プログラム
回 | 時間 | 研修テーマ |
---|---|---|
1回 | 9:00~11:00 | 利用者理解の方法 ~ICFと個別支援計画~ |
2回 | 13:30~15:30 | リスクマネジメントの手法 (事故報告書やヒヤリハットレポートの意義) |
3回 | 9:00~11:00 | 業務課題の解決と実践研究 |
(7)チームリーダー研修
(新卒+他業種キャリア採用4~5年、福祉キャリア2~3年目)
①目標
当会職員としての視野を広げ、チームリーダーとしての役割を遂行するための基本を習得する。
②プログラム
回 | 時間 | 研修テーマ |
---|---|---|
1回 | 9:00~11:00 | 目標設定の仕方とセルフマネジメント |
2回 | - | 体験実習(1週間) |
3回 | 9:00~11:00 | 自分のキャリアを考える |
(8)中間管理職研修
①目標
次世代を担うリーダーとしての自覚を高め、マネジメントの基礎的知識を学ぶ。
②実施回数
年2~3回程度
③内容
- リーダーとしての役割とキャリアデザイン
- リーダーとしての能力開発
- 業務課題の解決と実践研究
- チームアプローチと多職種連携
(9)管理職研修
①目標
次世代を担うリーダーとしての自覚を高め、マネジメントの基礎的知識を学ぶ。
②実施回数
年2~3回程度
③内容
- リーダーとしての役割とキャリアデザイン
- リーダーとしての能力開発
- 業務課題の解決と実践研究
- チームアプローチと多職種連携
(9)管理職研修
①目標
- 管理者(経営者)としての役割を遂行するための知識・技能を習得する。
- 管理者としてのキャリアを考える。
②実施回数
適宜
③内容
経営者として求められる資質に関する事項すべて
業務別研修
1.目的
それぞれの業務別に求められる知識・技能を学び業務に活かす。
2.対象者
初任者研修修了者で、それぞれの業務別課題に応じて対象者を決める。
3.内容
地域生活支援連絡会、通所事業所連絡会と連携し、各職員のニーズに合わせてテーマ設定し開催する。
(1)支援職員研修
ア 施設支援コース 年2回
入所・通所施設等での支援に関するテーマ設定で実施する。
イ 相談支援コース 年2回
相談支援や地域生活支援に関するテーマ設定で実施する。
ウ 支援管理責任者コース 年2回
サービス管理責任者及び児童発達支援管理責任者の業務に関するテーマ設定で実施する。
(2)看護職員研修
年2回
看護業務に関するテーマで実施
(3)栄養科職員研修
年2回
栄養科及び調理業務に関するテーマで実施
(4)事務職員研修
年2回
決算説明会等の実施
資格取得支援プログラム(検討中)
1.目的
国家資格の取得を積極的に支援し、質的向上を図るとともに、職員の挑戦意欲を高める。
2.目標
介護福祉士、社会福祉士、精神保健福祉士を取得する。
3.対象者
上記資格の取得を希望する職員
4.内容
- 通信課程養成講座ならびに実務者研修等の受講費用等の資金的援助
- 受験対策講座の受講費用等の資金的援助
- 資格取得に向けた精神的なサポート